
No.151
2007.10.3
「名手・達人の言葉」150回目の区切りを終えたあとの今回は、また新たな気持ちで、ということで、それにはやはり球聖ジョーンズから始まるのが筆者としても落ち着く。
なぜなら、ジョーンズの言葉は単にゴルフだけの箴言(しんげん)としてでなく、人生の生き方への深い洞察力が感じられるからだ。
ゴルフはそのラウンドにおいて不公平である。
ボールはどんなライに止まるか分からない。
フェアウェイの真ん中にナイスショットしても、ボールはディボット跡に止まる不運だってある。
しかし、そのライに対して嘆いてもはじまらず、ベストを尽くして対処していくのがゴルフたる所以なのである。
これって、人生でも全く同じことがいえるのではないか……。
そう、球聖は言っているのである。
ジョーンズが単にゴルフでの不世出の天才であっただけでなく、生き方にも知性と哲学が感じられる「言葉」であろう。
■ボビー・ジョーンズ(1902〜71年)
米国ジョージア州アトランタ生まれ。父親がゴルファーで生家も庭がゴルフ場続きでもあり、5歳で自然にクラブを握る。14歳で全米アマに出場。その後、数々の選手権に優勝。特に1930年には世界の4大タイトル、全米、全英両オープン、両アマに優勝、年間グランドスラムを達成。この記録はいまだに破られていない。全英オープンに勝ち、祖国に凱旋した時は国民的英雄となった。これを契機にアマのまま引退。故郷アトランタに戻り弁護士活動のかたわら、オーガスタナショナルGCを設立、マスターズ・トーナメントを主宰。4大メジャーの一角を担っている。不世出の球聖として歴史にその名を刻む。
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