
No.146
2007.8.29
首相としても有能で、晩年はゴルフ三昧で幸福な一生を終えたバルフォアの、この言葉は以前にも少し触れたが、あまりに味のある言辞なので改めてとりあげた。
形而上学とは経験科学ともいわれ、自然一般・感覚的現象、すなわち時間・空間中にかたちを現わしているものを研究する学問で、神、世界などの根本原理をも追求する。
筆者などこんなものは最初から“分からない”ので不可解だが、後者の2つは“分かっていても”不可解である。
ゴルフはというと―。
左OB がいやだと思えば思うほど、左に行っちまうし、ボールを上げようとすればするほどゴロっちまうし、ナンなんだ、これは!
思うことの逆ばかりのことが出てしまうゴルフって、本当に不可解だ。
女心もまた、秋の空くらい不可解。
バルフォアの残した言葉のどれもが、巧みな修辞で、そのエスプリとアイロニーにはいつみてもきいてもニヤリとさせられる。
こんな言葉を残して、愉しませてくれてありがとう!
■アーサー・J・バルフォア(1848〜1930年)
イギリスの政治家。1902年から3年間、首相を務めたのち、第一次世界大戦勃発で海軍将として入閣。やがて外相に転じ、パリ講和会議には全権大使として、ベルサイユ条約に調印した。ゴルフは幼少の頃から親しみ、首相在任中にHCを9から5に引き下げ、「パラメンタリィ・トーナメント」では3連勝の記録も。3冊の哲学書、2冊の外交史、さらに2冊のゴルフエッセイも残している。
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