ゴルフの図書館

名手・達人の言葉

No.144

2007.8.8

ユーザーにやさしいクラブを勧めて、当たらなければ苦情がくるが、難しいクラブを勧めて不調でも苦情はこない。 あるクラブ・ショップのオーナー

 これは筆者が知り合いのクラブ・ショップ・オーナーから、実際聞いた話である。

 このオーナーは工房も併設し、自らクラブをリペアもし、店内で商品ガイドもする。
 そして、お客さんのニーズと腕前を聞いてから、その人にフィットするクラブを勧めるのだが、その経験談。

 勧められたクラブで、後日、「合わなかったよ」と苦情を言ってくるお客さんのほとんど100%の人が、やさしいブランドのクラブを勧めた場合の時だというのだ。

 また、難しいクラブとちょっとやさしいクラブとどっちかで迷って、難しいクラブを選んだ場合は、ほとんど苦情は来ないが、逆の場合は苦情でなくても「ちょっと物足りない」などという人が多いという。

 そんな経験から、「お客さんにはちょっと難しいかな」と思う方を選んだほうが、買ってくれる確率が高いと気づいたという。

 このことから何がいえるかというと、ゴルファーは“見栄っ張り”だということ。
難しいブランドのクラブで“打てない”と言っては沽券にかかわると思うのだろう。

 ドライバーの平均飛距離を聞くと最高飛距離を、平均スコアを聞くとベストスコアをいうゴルファー。
これまた見栄っ張りゴルファーの典型というべきだろう。

 オーナー曰く。
「見栄っ張りゴルファーは売り上げは上げてくれますが、本人の上達を妨げる最大の要因でもあるので、私自身としては内心忸怩たるものがあります」

 あなたはこんなゴルファーになっていないか……。

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