
No.135
2007.6.6
ジーン・サラゼンがサンドウェッジを発明した。
もう読者はご存知だろうが、
ソールにバンスをつけ、そのバンスを砂の下に潜らせ、
爆発力によってボールを脱出させようとするものだ。
それまでは9番アイアンをカット打ちすることで脱出していた。
つまりスキルが必要だったのだ。
しかし、このサンドウェッジが発明されてからというもの、
バンカーショットがやさしくなり、
バンカーがハザードでなくなってきた。
このことを嘆息してバーナードは冒頭の言葉を残したのである。
これを現在に置きかえるならば、
願わくばメタルウッドが発明されなければ、
ということになるのではないだろうか。
パーシモン時代の技術優先から、パワー重視になって、
コースそのものが短くなってきて改造に大童、
世界中のゴルフ場が泣いている!?
さしずめダーウィンなら、
「ゴリラがゴルフをやるのではあるまいし……」
とうそぶいているかもしれない。
■バーナード・ダーウィン(1876〜1961年)
『種の起源』で有名な進化論学者チャールズ・ダーウィンの孫。英国では6人の最高のエッセイストの1人とされる。ケンブリッジ大学法律学部卒業後、弁護士に。卓越したアマゴルファーでもあり、全英アマ準決勝に進むこと2回。1923年に始まったウォーカーカップでは英国チームの主将も務めている。エッセイストとしてのスタートは1907年「イブニングスタンダード」に週1回のコラムを依頼されてから。以後「カントーリ・ライフ」「タイムズ」「サンデー・タイムズ」と次々に執筆。生涯に著したコラム、エッセイが3000本、著書37冊、序文66冊。ゴルフ進化論に果たした役割は祖父に比して遜色ないと評される。
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