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ベン・ホーガンといえば稀代のショットメーカーとして、
史上に燦然と輝いているが、最初から天才だったわけではない。
ホーガンはキャディをしながら16歳でプロになり、
ツアーに何度も挑戦しては失敗し、失意のうちに家へ帰り、
コースへいってもその失意が尾を引き、しょんぼりしてた頃、
母から冒頭のような言葉を投げかけられたという。
それからだというのだ、
ホーガンが真に身を入れ猛練習に励み出したのは。
つまり、母の言葉が「プロゴルファーとして身を立てる」のだ
という決心をさせたのである。
「セルフ・モチベーション」(自己動機)というやつである。
意欲を持つことで、目標が設定され、
そこへ向かって努力をするという成功への過程。
ホーガンの母親が言った言葉は平易で、
どこの母親でも口にすることであろう。
問題は発する側と、
受け取る側の感受性によることはいうまでもない。
平凡で平易ではあるが、ホーガンの心に響いたからこそ、
モチベーションを持ち得たというわけである。
1946年、ホーガンは初のメジャー、
全米プロ選手権をとるまでの18年間、
そのモチベーションを持ち続けたという意味で
天才と呼べるのかもしれない。
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