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リトラーのスウィングは精密機械のごとくメカニカルで、
「ジーンズ・ザ・マシーン」と賛美された。
帝王ニクラスや、その後を継ぐといわれていたトム・ワトソンの時代に、
リトラーの勝ち方は彼らとは確かに違ってみえた。
ニクラスやワトソンのようなパワーはなく、
計算されつくしたショットの正確さ、
冷静な思考の果ての勝利が彼らより際立って見えたからだ。
その完璧主義と思われるリトラーの口から
冒頭の言葉が出たのだからおもしろい。
「いくつ素晴らしいショットを放ったかではなく、
いかに取り返しのつくミスにするかなのだ。
半ストロークミスのショットなら、痛手は取り戻せるから」
いつも完璧を狙って打ってるかのように見えたリトラーは
実はミスを許容しながら打っていたというわけである。
しかも
「路上の雨のように、自信はストリーキー(ムラがあり)なんです」
とも打ち明けている。
我々ダッファーは回復不能な2ストロークの
ミスばかり続けているが(だからダッファーなのだが)
壁を打ち破るには半ストロークのミスとやらを
考えてみる必要がありそうだ。
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