ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
No.125
2007.3.20
ゴルフほどごまかす機会の多いゲームはない。だからこそゴルフほど欺瞞を犯したものが激しく糾弾され、軽蔑の目でみられることも他のゲームに例をみない
フランシス・ウィメット

ゴルフは自分のみが唯一の審判者である。
だからこそ自分を律していかなければならないとは、
ゴルファーの誰もが知ってると思っていたが、
この間の男女プロの世界でおこなわれたスコアの改ざん事件を見ると、
その精神はまだ浸透していないとみるべきかもしれない。

いうまでもなく、ゴルフは紳士のスポーツといわれるのは、
この「自分のみが唯一の裁定者」の精神からである。

イギリスにおいて階級社会的革命が起きなかったのは、
支配階級である貴族が肉体はラグビーで鍛え、
公正な精神はゴルフで学び、
平民は肉体的にも精神的にも追いつけないからだとよくいわれる。

ウィメットは生涯をアマチュアをで過ごし、
最後は米国人として初めて
ロイヤル・アンド・エーシェントGCのキャプテンにも任命されている。

キャプテンというのは日本人にはピンとこないが、
かの地では人格高潔で見識の高い人が選ばれ、
いわばミスター・ゴルフというわけで大変な栄誉を得るのである。

そんな人が放った≪ゴルファーの覚悟≫をうながす警句。



■フランシス・ウィメット(1893〜1967年)
11歳でキャディを始め、ゴルフのチームもつくって活躍。1913年、全米アマに続き、全米オープンに出場。英国でのヒーロー、ハリー・バードン、テッド・レイをマッチプレーで破って一躍、時の人に。運道具店を経営したことから、アマチュア資格を剥奪されたが、世論におされ再びアマチュア資格をとってからは終世アマチュアとして活躍した。51年、米国人として初のロイヤル・アンド・エーシェントGCのキャプテンに任命されるという栄誉にも浴した。14年、31年、全米アマ優勝。



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