ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
No.93
2006.7.26
気が狂いそうな思いと同時にうれしかった。憑き物が落ち、やっと普通の生活に戻れるからね
バイロン・ネルソン

バイロン・ネルソンといえば、
今も破られていない大記録保持者として知られる。

1945年は第2次世界大戦終結の年だが、
米本土ではツアーは行われていた。

そのツアーの3月のマイアミ・フォアボールから、
8月のカナダオープンまで、
ネルソンはなんと11連勝という
とてつもない記録を達成するのである。

冒頭の言葉は、
12連勝がかかったメンフィス招待で4位に終わったとき、
心境を問われて応えたものである。

ネルソンはワンピースの美しい近代スウィングを
身につけたゴルファーとして知られ、
その後のスーパースターたち――ケン・ベンチュリー、トム・ワトソン等――
が師事した。



■バイロン・ネルソン(1912年〜)
テキサス州フォートワースで生まれ、10歳からキャデイを始めた。その仲間にベン・ホーガンもいて、性格も正反対の2人はその後ライバルとして、それにサム・スニードを加え、ビッグスリーとして時代をリードした。20歳でプロ入り。1937年、マスターズ優勝(42年も)。1939年全米オープン、1940年、45年全米プロ優勝。45年には前人未踏の11連勝も達成。その年間の平均スコアは68,33という驚異的数字を残している。ヒッコリーシャフトから、当時新開発されたスチールシャフトにいち早く切り換え、それが美しいワンピースのスウィングを獲得する要因になった。引退してからもネルソンに師事するため門を叩くトッププロは多く、長くツアー界の大御所として君臨した。



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