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1979年、マスターズに初出場で優勝するという記録を樹立したゼラーが、
試合後、記者たちに囲まれて放ったフレーズである。
だから名言というより、ゼラーの口癖のようなものだが、
ゴルフのある面を言い当てているのでとりあげた。
ハッピー・ゴー・ラッキー、楽しくやろうぜ!
というような意味だが、陽気なゼラーは当時、
全盛を誇っていた帝王ニクラスの
求道的、重厚、厳かなプレーに違う意見を持っていたようだ。
「何も眉間にシワ寄せてやるだけがゴルフじゃない。
もっと楽しくやろうぜい」
ということだ。
この年も二クラスは優勝候補の筆頭にあげられていた。
その当てつけにいったようでもある。
笑顔で楽しそうにやっても勝てるもんさ。
もともとゴルフは楽しいもんじゃないか、ということを
ゼラーは言いたかったのである。
ついでに、ゼラーらしいもうひとつのエピソードを紹介しておこう。
1984年、全米オープンで最終日最終ホール、
G・ノーマンと優勝を争っていたゼラーは、
前の組にいたノーマンになんと白いハンカチを振ってみせたのだ。
降参だよ、の意味で。
しかし、ノーマンと同スコアで次の日のプレーオフにも、
勝ったのはゼラーだった。
全米オープンのようなピリピリした緊張の雰囲気のなかで、
そんなジョークをやってのけたのである。
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