ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
No.73
2006.3.1
Play the ball as it lies(プレー ザ ボール アズ イット ライズ)

ゴルフという競技の大原則を端的に表現するときに、
必ずといっていいほど使われる言葉だ。

つまり、インプレーのボールは触ってはいけない。
あくまであるがままのライの状態でプレーすることである。

唯一ボールに触っていいのは、テイグラウンドで打つとき、
グリーンでマークするときだけである。

その他はボールを確認するときとか、
アンプレヤブルなどの救済のときだけはルールで触っていいことになっているが、
それはあくまで一時的な『オフ』の状態なので、
許されているだけである。

それをローカルルールで、6インチ・プレースが許されているからといって、
ショット毎に触る人がいるが、それは考えもの。

あくまで、芝の保護という名目で
そうしているだけであることを忘れてはいけない。
5インチプレースをまるで権利のように思っているゴルファーがいるが、
それは思い違いも甚だしい。

球聖ボービー・ジョーンズは、
全米オープンでアドレスしたときにボールが動いたと申告し、
1打付加して、それでプレーオフに持ち込まれ敗れているが、
ジョーンズは当たり前のことをしただけとの(このコラム7回目に詳細)態度だった。

つまり、インプレーのあるがままの球が動けば、
自分が動かした意識はなくても1ストロークなのである。

Play the ball as it lies、
実はこの言葉は出所がはっきりしていない。

最古のルールブックにはas it fairはあるが、lieではないし、
ハリー・バードンがいったのではという人もいるが確証はない。
誰からともなく言われだしたというところが本当のところだろう。

そして、この言葉の精神性があって、ジョーンズの申告の出来事により、
ゴルフは高潔なスポーツとしての位置を完璧に得たとはいえないだろうか。






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