|
ゴルフという競技の大原則を端的に表現するときに、
必ずといっていいほど使われる言葉だ。
つまり、インプレーのボールは触ってはいけない。 あくまであるがままのライの状態でプレーすることである。
唯一ボールに触っていいのは、テイグラウンドで打つとき、 グリーンでマークするときだけである。
その他はボールを確認するときとか、 アンプレヤブルなどの救済のときだけはルールで触っていいことになっているが、 それはあくまで一時的な『オフ』の状態なので、 許されているだけである。
それをローカルルールで、6インチ・プレースが許されているからといって、 ショット毎に触る人がいるが、それは考えもの。
あくまで、芝の保護という名目で そうしているだけであることを忘れてはいけない。 5インチプレースをまるで権利のように思っているゴルファーがいるが、 それは思い違いも甚だしい。
球聖ボービー・ジョーンズは、 全米オープンでアドレスしたときにボールが動いたと申告し、 1打付加して、それでプレーオフに持ち込まれ敗れているが、 ジョーンズは当たり前のことをしただけとの(このコラム7回目に詳細)態度だった。
つまり、インプレーのあるがままの球が動けば、 自分が動かした意識はなくても1ストロークなのである。
Play the ball as it lies、 実はこの言葉は出所がはっきりしていない。
最古のルールブックにはas it fairはあるが、lieではないし、 ハリー・バードンがいったのではという人もいるが確証はない。 誰からともなく言われだしたというところが本当のところだろう。
そして、この言葉の精神性があって、ジョーンズの申告の出来事により、 ゴルフは高潔なスポーツとしての位置を完璧に得たとはいえないだろうか。
|