ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
No.62
2005.11.30
死ぬ気で目標を定めなさい(テイク・デッド・エイム)

ハーヴィー・ペニック

トム・カイトやベン・クレンショーを育てたコーチとして知られるハーヴィー・ペニック。
その彼が、やはり教え子であり、全米女子オープン・プレーオフに臨む
ベッツィ・ロールズに宛てた一行だけの電報の内容である。

いったんボールに向かってアドレスしたら、その瞬間、
そのボールを打つことがその人の人生の最も大切なことだということ。
そして目標とする物を見つけ、それに狙いを定める以外には
何も考えてはいけないことを師は静かに諭したのである。

ロールズは見事にプレーオフに勝つのである。

ペニックほど教え子達から慕われたコーチもいまい。
カイトが全米オープンに勝ったときは一番最初に謝辞を呈したし、
クレンショーがマスターズに勝ったときは、
この勝利を亡き師に捧げると涙ながらに語ったものだ。

コーチ冥利に尽きるといえよう。

 

(『ゴルフレッスンの神様』
 ハーヴィー・ペニック/パド・シュレイク著/本條強訳/日本経済社刊、より抜粋)



■ハーヴィー・ペニック(1905〜1995年)
バイロン・ネルソンらとツアープロとして活躍したあと、全米初のティーチングプロとなる。テキサス大学のゴルフ部コーチを長く務め、同校を全米屈指の強豪校に。トム・カイト、ベン・クレンショーらを育て、男女多くのツアープロにも多大な影響を与えた。



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