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名言というより、口癖といってもいいだろうが、 この言葉にゴルフの特質が垣間見えるのでとりあげてみた。
『しゃーあんめー』とは「しょうがない」ということの、 青木が生まれ育った千葉県我孫子の方言である。
ここぞというときのパット、どうしても入れたい、 しかしオーバーして3パットも怖い……。 そんな優柔不断な考えでは勝負に勝つことはできない。
入れると決断したらカップの向こう側めがけて打つことだ。 もしそれが外れても命まではとられやしない。 しゃーあんめー!
いわば開き直りの決断。だから青木のパットの球足は生きていた。 直線的なラインをつくって、 カップの向こう側にガツンと当たって入る乾坤一擲のパットは この開き直りにあったのだ。
また、一か八かのショットでもそうだ。 もし失敗しても、しゃーあんめーと悔いをいつまでも引きずらない。
これはタイガー・ウッズの「10ヤードルール」にも似ている。 つまり10ヤード歩くうちにミスの悔いを断ち切り、 次の場面へと頭をすっかり切り換えるわけだ。
ゴルフはミスをするものである。 そしてそのミスを悔やんでいても 次のナイスショットは生まれるべくもない。
青木の見事な思考術が、しゃーあんめーという言葉に結実している。
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