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そうなのである。コンペ前夜、明日はあれをしてはいけない、 これもしたいと頭はチェック事項でいっぱいになる。 しかし、結果はたいてい無残なことになる。
そう、ゴルフではチェックできるのはたった一つしかない。 一つでさえ出来ないことが大半なのだ。
例えば、スウィングチェックをするとしよう。 スウィングはどんなに遅い人でも3秒以内で済む。 その時間内に一つ以上考えることは無理だとは、火を見るより明らかなことであろう。
その昔、ボビー・クランペットというプロがいた。 大学時代大活躍し、鳴り物入りでプロ入りしたが、 アマ時代ほど活躍できず、ツアーを去っていった。
その理由はスウィング前のチェック事項が多すぎて、 そのうち体がスムーズに動かなくなったのである。
彼は体を機械のように動かそうと、オートマチックにするため、 20いくつのマニュアルをつくりあげ、 そのとおりに動かそうとしたのであるが、 悲しいかな、生身の体はロボットにはなりきれず、 そのうちに頭はパニック状態になっていったのである。
ラウンドで考えることはより単純なことを、 それもたった一つ。 それがゴルフの真理であることを ミドルコフは教えてくれるのだ。
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