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1965年、全米オープンに勝ったあと、プレーヤーは次のように語った。
――私がボディビルをやっているというと、笑う人が多かった。 ゴルフではグリップを強くするなど、手や脚を鍛えることはあっても、 全身を鍛える運動は不要と思われていたからだろう。
しかし、私はそれでは力強い球は打てないと思い、余暇をみつけては全身を鍛えてきた。
小柄な私が巨漢のなかで勝つことができたのも、日頃の筋力鍛錬が効を奏したと思う。
私のやってきたことは正しかったことが証明されたのだ。
168センチしかない体躯で4大メジャーを制して、 4人めのグランドスラマー(5人目はタイガー・ウッズ)となり、 黒豹と呼ばれたプレーヤーのバックボーンは、ボディビルにあったわけである。
当時、ゴルフに強い筋力は必要ないといわれていた。 むしろ上体の力に頼りすぎて害になるとさえいわれていたのだ。
しかし、プレーヤーはシーズンオフはいうに及ばず、 ツアー中でも宿舎にダンベルを持ち込み、 寸暇を惜しんで逆三角形のマッチョな体をつくりあげた。
そういう潮流のなかだったからこそ、 冒頭のような反論が話題になったのである。
現在では、筋トレは当たり前、 米ツアーのほとんどの選手は試合中のラウンド前でさえ ランニング、ストレッチなどして、エクササイズを行うようになっている。
プレーヤーはその先駆者といえよう。
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