ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
No.46
2005.08.03
自信ある我流は、確信なき正統派にまさる

――アーノルド・パーマー

パーマーは『パーマー・チャージ』で、攻撃的なゴルフで一世を風靡した。
帝王二クラスは記録を残したが、パーマーは記憶を残した。
史上ダントツの人気者であった。

ゴルフスタイルも攻撃的だが、スウィングもまたハイフィニッシュで、
正統からは遠かったが、ダイナミックで扇情的であった。
そのハイフィニッシュはダグフックを防ぐために、
自らが考案したものだったが、
教科書的なスウィングとはとてもいえなかったのである。

いまでいうなら、
米ツアーでのジム・ヒューリックは変則といわれているが、
全米オープンをとったし、
日本女子ツアーの横峰さくらは、
極端なオーバースウィングだがプロ入り1年目にして初優勝もした。

たしかに偉大なゴルファーのほとんどが、
流麗な正統的スウィングの持ち主であるのは事実だが、
美しいスウィングといわれながら消えていったゴルファーも、
星の数ほどいるのもまた事実なのである。



■アーノルド・パーマー
1929年米国生まれ。ウェイクフォレスト大学在学中に全米アマ優勝。PGAツアーに参加。60勝をあげている。シニアで獲得したタイトルは10勝。ツアーでの勝利のなかには全米オープン、マスターズ、全英オープンのメジャータイトルも含まれているが、全米プロは2位は3回あるが、優勝はなく、グランドスラマーにはなっていない。しかし、プロ入りから一貫して、チャージ・スタイルは変わらず、圧倒的人気を呼び、アーニー・アーミーズなる親衛隊を生み、国民的ヒーローとなった。ゴルフを米国のメジャースポーツの地位へと引き上げる牽引力となったのである。



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