ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
2005.06.15
目の前のボールに集中しろ。スコアはそのあとからついてくる
――ジーン・サラゼン

この類いの名言は他にもあるが、
サラゼンが言ったところに面目が躍如としている。

というのも、サラゼンは163センチとアメリカ人のなかでは非常に小柄なのだが、
負けん気は人一倍強かった。

「ゴルフは小さいほど有利だ。
だって大男なら地面のボールは豆粒だが、わたしにはディンプルのなかのほこりでさえ見える」
とうそぶいて、大男に敢然と向かっていった負けず嫌いである。

その迫力が『集中しろ』にこもっている。
その気迫で世界で最初の
―全英オープン、全米オープン、全米プロ、マスターズの4冠をとる―
グランドスラマーになった。

しかし後年はTV解説、世界中を旅してのチャリティーゴルフなど、
好々爺のゴルフ親善大使としてその名を知られた。
アイデアマンで、サンドウェッジの発明者でもある。



■ジーン・サラゼン
1902〜1999年。ニューヨーク州ハリソン市にイタリア系移民の長男として生まれる。貧しい家計を助けるため10歳でキャディになる。17歳で学校は中退。大工の見習いになるが、大病。その後パブリックゴルフ場につとめプロゴルファーへの道が開けた。20歳のとき、「マッチの鬼」といわれたウォルター・ヘーゲンを破り全米プロに勝ち、メジャーでの初勝利をもぎとる。28年には全英オープン、30年全米オープン、33年にはあの有名な15番のダブルイーグルでマスターズを制覇し、世界で最初のグランドスラマーに。ゴルフ殿堂入りもしている。日本では「ジュンクシック」のホストとしても親しまれた。



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