ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
2005.05.25
ベストを尽くして打て。その結果がよければ笑い、悪ければ忘れろ
――ウォルター・ヘーゲン

まさにヘーゲンらしい言葉だ。

割り切りが早いというか、後悔をあとに引きずらないタイプのプレーヤーだった。
うまくいったら万歳。ミスったら、いつまでもウジウジ考えない。
早く忘れて次のショットにおもいを切り替えろ、というわけだ。

ハッピー・ゴー・ラッキー。
だからプレーに歯切れがあった。マッチプレー向きともいえる。
その証拠にストロークプレーの全米オープンでは2回しか勝っていないが、
マッチプレーだった全米プロでは4連勝を含む5勝をしている。

もっともストロークプレーだった全英オープンでは4勝もしているから、
楽天的な思考をする反面、非常にタフなゴルファーでもあったといえる。

粋で宵越しの金はもたねぇ伊達男、
ヘーゲンは照れ隠しにこういう言葉を遺したのかもしれない。



■ウォルター・ヘーゲン
1892〜1969年。ツアーだけで生計を立てた最初の人。そういう意味でプロゴルファーの地位を高めたと評価されている。真っ白なロールスロイス、白いタキシード姿で現れ、車で着替えしたのは、当時ハウスに入れなかったプロの地位への反抗だったのだろう。ゴルフのスキルは天才的で「ピアニストのタッチと、金庫破りのデリケートを持った男」と評され、一世を風靡した。全英オープン4回、全米オープン2回、全米プロ5回制覇。ボビー・ジョーンズとはまた違う次元で、ゴルフ史に大きくその名を残している。



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