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考えてみれば、いや考えなくてもパー72の半分はパットである。ショット36、パット36。つまり、ショットにはドライバーから、アイアン、アプローチ、バンカーまで入れたショットが36で、パットだけで36なのだから、いかにスコアにおいてパットのウェイトが高いか分かるだろう。
しかし、ダッファーほどドライバーに血道をあげても、パットの練習はしない。そんなゴルファーに認識を改めさせる名言だ。
トラビスは36歳でゴルフを始め、6年後には全米アマに優勝したという伝説的なアマチュア。その後も全米アマを2度、全英アマにも勝っている。そのほとんどはパットの上手さで勝ったといわれ、自身もパット第一主義と公言していた。
これは大げさでもなんでもなく、全英アマに勝った時など、英国は腹いせに彼が使っていたセンターシャフトのスケネクタディというパターを禁止して、英国では長く使えなかったというエピソードまで残っているのだ。
トラビスはパットの練習に1日平均8時間を費やしたといわれる。それも実際のホールより小さいカップを使ってだから、本番ではカップが大きく見えたと語ったとも。
トラビスの実績が、この言葉の重みをさらに増していることは確かであろう。
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