ゴルフの図書館
名手・達人の言葉
2005.01.27
ゴルフに秘伝があるとするならば、それは自分の能力の限界をつかむことである
――ケリー・ミドルコフ

 よくいわれることに、ゴルフを始めた年齢の半分までのハンディキャップにはなれる。それ以上に上達するにはそれなりの努力が必要だと。

 ゴルフを始めるには、その人のモチベーション、体格、年齢とそれぞれ違う。ゴルフやる前に何か運動をやってたか、つまりベースとして運動能力があるかどうかによっても、上達には差があることはいうまでもないだろう。ここらへんの見極めを第三者的に、冷静に判断することが逆に上達を早めることになるというのである。

 たとえば、誰もがプロになろうと思っているわけではないし、またなれるものでもない。サラリーマンなら、仕事の合間をみて効果的に時間を使い、できそうもないことをやらないことである。そうした上で自分の素質を見極めながら、励むことが、自分の能力を限界まで使うことになるといってるのだ。

 それをプロみたいなドライブを打とうと、力まかせに練習場でもドライバーばかりブンまわしていても、スムースなスウィングなどつくれるわけがないのだ。ゴルフでは偶然の一発のナイスショットで、プレーのすべてを変えることなど不可能なのである。

 大体、才能あるプロたちが、毎日のように研鑚して放つショットを、練習も週一のゴルファーが朝一のティショットから望もうとしているのは、傲慢そのものと思わない? そう思うだけの想像力のない人は、絶対に上手くはならないと、ミドルコフになりかわって編集子が保証しておこう。



■ケリー・ミドルコフ
1921〜98年。米国テネシー州生まれ。歯医者からプロゴルファーに転じて話題を呼んだという。メジャー勝利は3勝。49年、56年に全米オープン。55年マスターズ。PGAツアー37勝。86年にはゴルフ殿堂入りを果たした。98年、77歳で没。



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