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グリップの、握りの強さについての至言である。「グリップはスウィングの基本である」と、長い間いわれてきたし、今もそういう人は多い。そしてグリップの形は見えるから、具体的に語られるのだが、握りの強さにおいては、人それぞれの感覚なので、基準がはっきりしない。強く握るのが、柔らかく握るのがどれくらいなのか、数値ではっきりしめされないので、さまざまなことがいわれてきたのだが、スニードのこの言葉によって、具体性がでてきたわけだった。
また続けて、スニードは「小鳥を両手で包み込むぐらいの強さ」とも表現した。つまりはソフトに握れということなのだ。誰かは、雨の日に傘を持つほどの強さともいった。 あるインストラクターは「アマチュアには、グリッププレッシャーはギュッと握ったのを10とするなら、3、4が適当といってきたが、それでも直らないので今は1にしなさいと指導している」といっていたが、やはり多くのアマは強く握りすぎていることの証左であろう。
強く握りすぎるとなぜいけないか? それはスムーズなスウィングがつくれないからである。強く握ることで、クラブを振ることのブレーキとなってしまうからである。
ボーン・スウィンガー、生まれながらにして流麗なスウィンガーといわれた、天才スニードがたどりついた結論だけに、圧倒的な説得力をもって今に伝わるのである。
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