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よーし今日こそ、と意気込んでスタートするが、満足できるスコアであがることは、めったになく、大叩きのラウンドを終えたそのときにゴルファー達の思うことは何だろうか?
たいがいの人は、まず運(ツキ)がなかったと嘆き、次にショットが悪かったと反省するが、コースの攻め方がまずかったという人は少ない。しかし、これを考えることのできる人こそが上級者への道が約束されているといえるのだ。
たとえばショット自体は完璧で、いい球を打ったとしても、ハザードにつかまれば、そのショットの価値は減じられよう。そのとき、口にする言葉は「ナイスショットなのにツイてないなー」。一生ダッファーの道が約束されている嘆き節である。そのとき、ハザードをクリアする思考がコース戦略といえるのであって、これは腕の良し悪しには関係ないことである。つまり下手は下手なりのコース戦略はあると、賢人アーマーはいってるのである。
アーマーは第一次世界大戦で右眼を負傷しているにもかかわらず、その正確無比なアイアンショットの名手で知られ、その頭脳的プレーは一世を風靡した。アイアンを手にしてピンを狙うときなど、負傷した右眼の眼球がまるで銀色に輝くので、シルバー・スコット(いぶし銀のスコットランド人)と呼ばれた。ダンディで理知的なアーマーだったからこそ、その言葉にもいっそうの説得力をもつのである。
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