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ジャック・バーグという人は日本での知名度のわりには、他にもたくさんの名言を残している。これは名言というより、名台詞といったほうがいいかもしれない。
時は1953年、ロサンゼルスオープン。バーグは述懐している。
「私はあと2パットで優勝して、4000ドルの賞金を得る位置にいた。しかし最初のパットの前に優勝スピーチのことが頭をちらつき、次に賞金のうちの3800ドルの使いみちを考えた。そして打った球は4フィートもオーバー、3パットで、トミー・ボルトに並ばれ翌日のプレーオフにも敗れてしまった」
これと似たことを、我らダッファーも何度経験していることだろう。大分スケールは違っても、100の壁が楽にきれそうなとき、仲間とのベットで楽勝と思ったとき、5つも6つも技術的チェックや、余計なことをつい考えて失敗。その繰り返しに己の学習能力の無さに自己嫌悪に陥る‥‥。
バーグはそういうゴルファーのために有意義な助言を遺しているので、耳の穴をかっぽじって聞いてもらいたい。
「私がまずいプレーをしたときは、必ず一つ以上のことを考えたときだ。考えることは一つのみ。それは『球を打つこと』のみである。そして1ラウンドは17ホール半あるのではなく、18ホールあるのだということを忘れてはいけない」
多く考えるのは練習場で。そして、ゴルフは1打先は闇。下駄をはくまで分からないのだ。
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