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2010.2.15
緻密な取材と鋭い観察眼に裏付けられた論理的な解説で、野球界を盛り上げる栗山英樹さん。取材や講演などで、国内外を駆け巡る多忙な日々のなか、「ゴルフはリラックスできる大切なひとときです」と話す。今回は、ゴルフの思い出やゴルフに対する思い、そして最近読んで感銘を受けたというゴルフの本についてお話しを伺った。
小学5年の初ラウンドで見事100切り
ゴルフの天才を自負していました!
ゴルフを始めたのは早いんです。父がゴルフ好きだったので、よく練習場について行ったりしていて、小学5年生のときにコースデビューしました。初めてのラウンドにも関わらず、スコアはなんと98! 親子でとても喜んだ覚えがあります。少年野球はもちろん、いろいろなスポーツをしていましたが、一番自分に向いているのはゴルフだと思いましたよ。「僕って天才かな?」なんて。
中学・高校時代は野球漬け、大学でも野球部に所属していました。ですから、ゴルフにハマっていったのはプロ入り後、レギュラーに定着した3年目からです。入団当初は、実質的にゴルフは禁止だったんですよ。スワローズの野手のリーダーだった若松勉さんが「ゴルフをすると野球は下手になる!」という持論をお持ちの方だったので。今では若松さんも禁止なんて言わないでしょうけど(笑)。
現役引退後は、月2回くらいのペースで、1年に20〜30回はラウンドしていました。最近はWBCなどの関係で取材がほぼ一年に渡ってしまうので、月イチのラウンドがやっとです。原辰徳監督にお会いすると、「忙しいからゴルフができないなんて言うな!」って怒られます……。原さんって、本当にゴルフが大好きなんですよ!
林の中からでもグリーン狙い
それが男のゴルフでしょ(笑)
ゴルフについてよく話す友人は、同級生のカズ(白井一幸、元プロ野球選手・日本ハム〜オリックス)とウシ(牛島和彦、元プロ野球選手・中日〜千葉ロッテ)の二人。カズは野球のバッティング理論とゴルフのスウィングを体系化していて、すごい理論家。ウシのゴルフスタイルも緻密で真剣。僕は二人と反対で、独自のゴルフ理論とか無いんです。正直、考えたことさえもない!
僕だって、野球をはじめ物事すべてを論理的に考えるタイプなんです。でも、いつも論理的にやってるんだから、息抜きのゴルフだけは好きにやりたい! って思っちゃう。だから、林の中やラフから直接グリーンを狙おうと構えていると、ウシに「何で、そんな無理するんだ!」って指摘されるんです。でも、「例え3%の可能性でも、それに賭けるのが男だろ!!」とか言って、果敢に挑むんですが、結局いつも大叩きしちゃう……。
ゴルフだけは気持ちに遊びを残しておきたい、だから冒険しちゃう。これって言い訳かな? 現役時代、野村監督から「言い訳は進歩の敵や」って散々言われてたんですけどね……(笑)。
- アベレージスコア: 85〜95
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ドライバー飛距離:
270〜280ヤード
「幼い頃からバットを振り続けていたので、普通の人よりは飛ぶと思います。今は全力で振っていないので、現役だった頃に比べれば、飛距離は若干落ちていますね」 -
得意クラブ:
なし
「その日によって調子のいいクラブが違うんです。ドライバーがいい日はアイアンが悪くて、ドライバーが曲がる日はウェッジがいいとか(笑)」 -
使用クラブ&ウェア:
プロギア
「ラウンド中に調子が悪いと、プロギアにその場で電話して、『何かいいウェッジないですか? これから取りに行くので!』なんてこともあります(笑)。ウェアも体の動きが制限されないよう工夫されていて、素晴らしい」
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好きなコース:
札幌ゴルフ倶楽部由仁コース(北海道)
「僕が造った球場がある栗山町の隣にあります。輪厚コースの方が人気ですけど由仁もいい。北海道の木々や自然を生かした雰囲気が残っています」 -
理想のスウィング:
宮里藍プロ
「最近は早さよりも、ブレないで芯に当てるスウィングを目指しています。100回打ったら100回とも同じ動きであるべき。それには藍ちゃんの、あのゆったりしたリズムのスウィングが理想なんです」
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栗山英樹(くりやま・ひでき)
1961年、東京都生まれ。176cm、74kg
1983年、東京学芸大学からドラフト外でヤクルトスワローズ入団。教員免許を持つ異色のプロ野球選手として注目される。現役時代は俊足、巧打、体を張った守備で多くのファンの心をつかんだ。1989年にゴールデングラブ賞受賞。1990年に持病のメニエール症候群により惜しまれつつ引退。現在は野球解説者として活躍する一方、白鴎大学教授として教鞭を執る。また、苗字と同じの町の名前をゆかりとして、北海道栗山町に天然芝の球場「栗の樹ファーム」を造るなど、野球の普及にも尽力している。












