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2009.6.29
「週刊ゴルフダイジェスト」の人気連載コミック、
「千里の道も 第三章」は、
今年の秋に連載1000回を迎える。
1989年に「千里の道も」としてスタートして早20年。
これほど長く続き、いまなお人気が高まっているコミックは、
他ジャンルも含めても数少ない。
まさに“ゴルフコミックの金字塔”といっても
過言ではない作品だろう。
「千里の道も」は、東京のクリーニング店の長男に生まれた主人公・坂本遼が、高校を卒業してすぐ、プロゴルファーを志して研修生になるため、栃木のゴルフ場に向かうところから始まる。
そこから遼は、プロテストを経てプロになり、様々な紆余曲折を経て、日本のトッププロに成長していくのだが、その過程でアジアツアー転戦、シード当落線上の戦いなどで苦労した時代が続き、その頃の物語を知る読者にとっては、現在のように日本の賞金王となり、メジャーの舞台でも活躍するなど、“世界のRYO”に成長した坂本遼の姿を見るにつけ、「遼もすっかり成長したものだ」という感慨があるのではないだろうか。
現在「週刊ゴルフダイジェスト」連載では、遼の2度目のマスターズ挑戦が大詰めだが、その3日目の激闘の模様が、先ごろ発売された単行本「第23巻 魔女の悪戯」に描かれている。
2日目に堂々の首位に立った遼は、その快挙に浮わつくことなく、落ち着いてプレーを進めていた。
キャディ・田所稔とのコンビはますます冴え、難攻不落のオーガスタをねじ伏せ、トップをキープする。その姿に、家族も、メディアも、テレビ観戦する日本のファンも大きな期待に溢れていた。
しかし、「キープ」ではマスターズに勝てないことは、ゴルフファンの誰もが知っていることだろう。
案の定、同組のミケルソンが鬼神のごとくスーパープレーを見せつけ、一気に遼をとらえてきた。タイガーも黙っておらず、タイガーのプレーが林の向こうの遼の耳ににまで、歓声の波をとどろかせる。そしてついに遼は首位から陥落……。
そして、追い討ちをかけるように、遼のプレーに異変が起こる。
15番ロングホール。2オン狙いに迷ったまま打とうとした遼は、スウィングを無理に途中で止めてしまう。その次のショットが大成功し、難を逃れて試合の流れが再び遼に向くものと思われたのだが、これが後に大きな影響を及ぼすことに……。
トーナメントの3日は、順位が目まぐるしく入れ替わる「ムービングデー」と言われるが、今回の物語も、まさにそんなダイナミックな展開を見せ始める。
連載で見落とした人、再度読み直してもう一度感動したい人は、ぜひ手にとって欲しい。







