ゴルフの図書館

BOOKS19番ホール

2008.3.31

ユーモアに笑い、物語に感動、名言に震える300編。
夏坂健エッセイの“全集”が完結!

このコーナーで何度か紹介してきたが、
ゴルフ書籍の良著・名著を復刊するシリーズ
「ゴルフダイジェスト新書クラシック」の第一弾、
「夏坂健セレクション」がいよいよ完結した。
「稀代のゴルフエッセイスト」と称され、
2000年に惜しまれつつこの世を去った夏坂氏の
“全集”とも言えるシリーズだ。


 全6巻のシリーズ「夏坂健セレクション」は、最終刊「ダッファー博士の高笑い」まで合わせて秀作300編を収録。「ゴルフエッセイ」の書き手といえば、昭和初期から作品を発表していた摂津茂和氏の名が挙がるが、「知る人ぞ知る」存在でもあった。

 そんな中、1990年、夏坂氏の「週刊ゴルフダイジェスト」で連載「アームチェアー・ゴルファーズ」の連載がスタート。この連載によって間もなく、一般ゴルファーにも「読むゴルフ」の愉しみが浸透することになった。

 もちろん夏坂氏の作品は、単に一ゴルファーのゴルフ談義、というのではない。
 全世界のゴルフに関する書物や資料をつぶさに紐解き、その歴史の中にある様々な出来事を、時に面白おかしく、時に感動的に、壮大なストーリーとして書き上げていく。
 それだけに彼の作品は「エッセイ」の枠を超えた「夏坂文学」だとも言われ、ファンを増やしたのだ。次々と発刊される著作は、これまでプレーのみに邁進していた世のゴルファーが、ゴルフの本当の奥深さを味わうきっかけともなった。


≪ゴルフダイジェスト新書クラシック「夏坂健セレクション」ラインナップ≫
(ゴルフダイジェスト社刊・各巻1,000円)


「痛ッ! ゴルフ虫に噛まれたゾ」

「痛ッ! ゴルフ虫に噛まれたゾ」
一千年前、ゴルフ大いに栄える/バンカーの中に75年/パインバレー・ノート/ぺブルビーチの虜/愛はバーディより強し ほか全51話収録


「スコアは天使の匙加減」

「スコアは天使の匙加減」
ギャラリーの皆さん、心臓を止めてください!/「ゴルフの虫」の愚痴/ボビー・ジョーンズの135日間/失踪した天才ゴルファー ほか全48話収録


「わが心のゴルフコース」

「わが心のゴルフコース」
ラパン選手 ただいま到着!/塀の中の懲りないゴルファー/68歳の倶楽部チャンピオン/ロストボールは、「天使の取り分」 ほか全48話収録


「ダッファー博士の高笑い」

「ダッファー博士の高笑い」
球聖のひと睨み/天国に一番近いコース/「ゴルフの虫」たちの素顔/「白い鮫」の悲憤白書/ゴルフへの恋文 ほか全52編収録


「おんぼろキャディ、見参!」

「おんぼろキャディ、見参!」
ハービー・ペニックの素敵な世界/40分間のチャンピオンの座/13番ホールの出来事/死海に消えた地獄のコース ほか全51話収録


「ゴルファーは眠れない」

「ゴルファーは眠れない」
正しいボギーの打ち方/19世紀のナイター・ゴルフ/麗しき人情の時代の「ジ・オープン」/ターンベリーの悲しい出来事 ほか全50話収録


※このシリーズの一部が「立ち読みコーナー」で読むことができます。→コチラ


 今回のシリーズが、氏が亡くなって7年余の月日が経った現代に発刊されたことの意味は大きい。これまでの愛好者はもちろんのこと、「初めて夏坂作品に出会った」というゴルファーからも、多くの賞賛の声が寄せられ、シリーズが話題となっているのだ。

 いつまで経っても色あせない、魅力的な「夏坂文学」の世界に、きっとあなたも心を奪われることだろう。


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