
2007.11.5
「週刊ゴルフダイジェスト」で19年に渡って連載を続けているコミック「千里の道も」。
一人の若者がゴルフ場の研修生になり、
日本のトッププロにまで成長する物語は、
常に読者の共感を得て人気となっている。
主人公・「坂本遼」の名も、読者にはすっかりおなじみ。
今季のゴルフ界の話題をさらっている「石川遼」くんが、
このコミックの愛読者であることがTVなどで報道され、
さらに注目が集まった。
今回は、「千里の道も」ワールドを紹介しよう。
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「千里の道も」は、「週刊ゴルフダイジェスト」で1989年に連載がスタートした。
東京、下町のクリーニング店の長男に生まれた主人公・坂本遼は、高校時代にアルバイトをしていた近所の練習場のプロに「筋がいい」と言われたことから、プロゴルファーを目指すことを心に決める。そして、高校卒業を期に研修生となるべく、両親の反対を押し切って栃木のゴルフ場へと向かう。これがこのコミックのスタートだ。
以来遼は、研修生時代、プロテスト、アジアンツアー、日本ツアー、そしてメジャーと、トッププロへの階段を駆け上がる。時に優勝の歓喜に沸き、時に敗北に挫折を味わいながら、遼はたくましく成長を遂げていく。

石川遼くんが参考にしたという「第三章・第16巻」のひとコマ
そもそも、プロやトップアマの中にも「千里〜」のファンは多い。
トーナメント会場でプロ同士が「今週、読んだ?」と話題にしたり、ゴルフダイジェストの記者を見つけて「来週、どうなるのか教えて!」と問い詰める場面も。
実際の試合に遼が出場して戦うというリアルな設定に加えて、プロたちが見せるハイレベルな技術や心理心の動きなどが効果的にちりばめられていることが、プロまでも虜にしてしまう人気の秘密なのだろう。
「新 千里の道も」全16巻
作・大原一歩 画・渡辺敏
●B6判・並製
●各巻定価600円(税込)
●ゴルフダイジェスト社
彼の石川遼くんも、「『千里』に出てきた場面からヒントを得た」ことがいくつもあるという。
そのひとつが、最新刊である「第三章・第16巻」に載っている場面だ。坂本遼が、日本オープン3日目の最終ホールで見せたアプローチ。グリーン周りの深いラフから寄せるために、ダウンで左手小指を離すことでヘッドを走らせようとしたのだ。
この技術を、石川遼くんは、参戦した「東海クラシック」で、深いラフ対策として試したのだ。
「千里の道も」は、間もなく通算900話。
研修生からプロテスト、アジアンツアー、グローイングツアーへと物語が進むシリーズ(1989年〜1999年8月連載分)は「ゴルフダイジェスト・モバイル」で、連載第一回から配信中。(1話税抜き50円。現在、45話まで配信)
続く日本ツアーでの活躍を中心にしたストーリーは「新 千里の道も」(1999年8月〜2003年6月連載分)として単行本が発売中。
そして現在連載中の「第三章」は、12月初旬に「第17巻」が発売予定。
ますます物語が充実する大河コミックに、今後も注目したい。
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