ゴルフの図書館

BOOKS19番ホール

2007.10.22

「名コース」が「名勝負」を生み出す!

いよいよ秋が深まった。ゴルフシーズン真っ盛り。 メーカー各社が早くも2008年モデルのクラブを続々と発表、 ゴルファーの「クラブ買い替え欲」が一層深まっている。 しかし、「どれを選んだらいいのかな」「何が自分に合う?」 「クラブのことはよく分からないし…」と悩む人も多いだろう。 そんな時に頼りになるのが「ゴルフはクラブで上手くなる!」だ。

「ゴルフはクラブで上手くなる!」
松尾好員・著
●B6判・並製・192ページ
●価格1470円(税込)
●ゴルフダイジェスト社
「廣野、川奈はなぜ、日本一なのか」

「ゴルフはクラブで上手くなる!」の著者・松尾氏は、「月刊ゴルフダイジェスト」の連載「クラブ非公式カタログ」や、クラブ特集の解説などでおなじみのクラブデザイナーだ。

 巷にはさまざまなモデルが存在する。それらの中から、自分にぴったりのクラブを探し出して購入しようというのは、至難の業。しかし、表題にあるように、本当に自分にフィットしたクラブを使えば、スコアは確実に、しかもグンとアップする。クラブのあれこれを知ることが、上達の早道になるわけだ。

 この本は、ゴルファーがぜひ知っておきたい、クラブ選びに役立つ知識を教えてくれる。

 例えばドライバー。最近のヘッドはますます大型化して、プロがアマチュアと同じ460ccを使用するまでになっているが、同じヘッド体積でプロが使うヘッドとアマチュアに向いているヘッドでは何がどう違うのか。

 それを理解するには、クラブにまつわる様々な計測データを理解するといい。ロフト角、ライ角はもちろん、重心位置や重心深度、スウィートスポット高さ、クラブ全体の慣性モーメント、ネック軸周りの慣性モーメントなど、それぞれの数値の違いでクラブの性格は大きく変わる。

 そしてある程度の基準で、プロ向き・アマ向き、またはスライサー向き・フッカー向きなど、合うクラブが判断できるのだ。

 最近は、メーカーのカタログにもそれらの数値はしっかり表記されているから、それぞれの意味が読み込めれば、より実用的なクラブ選びができる。

 それだけではない。我々アマチュアは、一度に全てのクラブを買い替える、ということが難しい。時期によって「今回はドライバー」「今回はウェッジ」と、色々と買い替えていくことになるので、結果、クラブ全体の中での「マッチング」が悪くなることが多いという。

 「ドライバーとフェアウェイウッドでは、振った感じがかなり違うなあ」といったことが起こるわけだ。  そうなると、スウィングも一定しなくなって、せっかくのクラブの性能が発揮されない。

 書籍の中では、重さ、長さ、ロフトの間隔など、マッチングを良くするためのガイドラインも示されている。このあたりは、アマチュアにとって意外と盲点であり、かつとても参考になることではないだろうか。


ゴルフダイジェスト新書 「プロのボールはなぜ重い?」
「プロのボールはなぜ重い?」
大槻義彦 著
●新書判・並製・248ページ
●定価900円(税込)
●ゴルフダイジェスト社


 これはまさにクラブ選びのバイブル。買い替えに向けて、ぜひ読んでおきたい1冊だ。

 一方、「ギアの世界は実に奥深い」ということを教えてくれる書籍もある。「プロのボールはなぜ重い?」(ゴルフダイジェスト社刊)だ。

 著者は「火の玉教授」として、マスコミにもよく登場する科学者・大槻義彦教授。彼は無類のゴルフ好きで、「どうやったらボールを遠くに飛ばせるのか?」「グリーンでボールをピタリと止めるには、どう打てばいいのか」といった様々なギモンを、科学者という立場から、物理の理論で解明している。  クラブやスウィングだけでなく、「グリーン上での風とボールの転がりの関係」「ギザギザティは本当に効果があるか」といったことまで、ゴルフのあれこれを、実に明快に講義してくれる。


ゴルフダイジェスト新書 「中古クラブは勉強してから買いなさい」
「中古クラブは勉強して
から買いなさい」

マーク金井 著
●新書判・並製・224ページ
●定価900円(税込)
●ゴルフダイジェスト社


 また、最近のギア選びで忘れてはいけないのが、「中古クラブ」市場の存在だ。

 新品ばかりがクラブではない。巷の中古ショップにも、格安で自分にぴったり合った「お宝」が眠っている。

 そんな「お宝」探しの達人が、マーク金井だ。「週刊ゴルフダイジェスト」の連載「買わずにいられない」でもおなじみ、生粋のギアマニアが、中古ショップでクラブを売り買いするコツと、これまでに金井氏が中古ショップで購入、試打してきた様々なモデルを紹介している。

「不人気モデルはお買い得とは限らない」「不要クラブは木曜日に売ろう」「スペックに迷ったら両方同時に買え!」など、中古ショップを知り尽くしている金井氏の「裏技」が満載。自分にあったクラブを見つけるには、何よりも効果的な方法が続々登場し、ためになる。

 新製品から逸品まで、これだけ知ればこの秋のクラブ選びはバッチリ。ぜひ読んで、参考にして欲しい。


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