ゴルフの図書館

BOOKS19番ホール

2007.9.25

美しいゴルファーは、好きですか?

藍ちゃん、さくらちゃんをはじめ、女子プロ界は花盛り。
そんな影響もあるのだろう。女性ゴルファーが急増している。
男性顔負けの熱中ぶりで、ゴルフに夢中な彼女達。
いくつになっても女性らしさを失わず、
ゴルフを続けてもらいたいものだ。
そんな彼女たちのために、シリーズ創刊1周年を迎えた 「ゴルフダイジェスト新書」から、女性向けの本が発売された。
その名も「美しいゴルフ」。
ベテランにも、これから始めようという人にも、
ぜひ読んで欲しい1冊だ。

「美しいゴルフ」
ゴルフダイジェスト新書
「美しいゴルフ」
小坂旦子(こさか・あさこ) 著
●新書判・並製・255ページ
●価格 900円(税込)
●ゴルフダイジェスト社
「美しいゴルフ」

「美しいゴルフ」の著者は、伝説の女子アマゴルファー、小坂旦子(こさか・あさこ)さん。

 小坂さんは、ゴルフ創成期のトップアマ・三井栄子を母に持つ人で、10代にゴルフを始めて研鑽を積んだが、戦争となって一時ゴルフから離れたが、その後結婚、出産を経てゴルフを再開した。

 すると、もともと探求心、向上心が強い小坂さんは、メキメキ上達し、30代半ばから数々の競技で活躍、昭和32年の日本女子アマ選手権に優勝、同39年には世界女子アマチュアチーム選手権の日本代表となるなど、昭和30年代、40年代に輝かしい成績を残した。

 その小坂さんが目指したのが「美しいゴルフ」。単にスコアを良くしよう、絶対に競技で勝つ、ということが目的ではなく、どこにもムダがなく、よどみない体の動きで振ったクラブヘッドが理想的な弧を描く、そんなバランスのとれたスウィングを目指したのだ。

 そして「肩を大きく回すバックスウィング」「スウィングはタイミングが9割」「最大の武器はアプローチとパットを最大の武器に」など、女性がレベルアップするためのヒントもつかんだ。今回の著書には、そのエッセンスが多数、ちりばめられている。

 しかし、小坂さんが目指した「美しいゴルフ」の真髄はここから。技術の美しさに、心、気持ちの美しさがプラスされねばならない、と考えたのだ。

 ゴルファーとしてのマナーを守ることはもちろん、自分も相手もラウンドを楽しめるように心がけ、気品のある、スマートな振る舞いをするよう努力する。

 そして、1日を共にした同伴プレーヤーに「とても楽しかった」「また一緒にラウンドしたい」と思ってもらえる人こそが、「美しいゴルファー」だというのだ。

 小坂さんは、87歳となった現在も、週イチゴルフをたしなむ中で、いつまでも美しいゴルファーでありたいと研鑽の心を絶やさない。彼女の言葉に心が洗われる想いが広がる1冊だ。


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